サービス紹介
ニーズ別:バリア性を向上したい
包装材などでは高いバリア性が求められることが増えてまいりましたが、高アスペクト比の板状鉱物を添加・塗工する事で、その向上がはかれることが知られています。
包装材などでは高いバリア性が求められることが増えてまいりましたが、高アスペクト比の板状鉱物を添加・塗工する事で、その向上がはかれることが知られています。
弊社の取り扱う、Specialty Minerals社製タルクやBASF社製カオリンは、板状鉱物の代表格で、表面処理や改質により様々なご要望に適応します。
それだけでなく、弊社ではこれらの製品を独自の粉砕・表面処理技術で加工し、更なるバリア性の向上を実現致します。
マイクロデラミクレーのご紹介
現在の紙製包材は高アスペクト比の大粒径カオリンが塗工されておりますが、製造過程で発生する二次凝集物や粗粒子の混入で粒子の間に隙間ができるため、高いバリア性を持つアルミ蒸着フィルム並みの性能を発揮することは困難です。一方、当社が精製したマイクロデラミカオリンスラリーは小粒径かつ乾燥工程が無いことで、二次凝集物で隙間を開けることなく、掲載写真のように密な塗工面により複雑なラビリンス構造を形成し、ガスバリア性の向上を実現致しました。
既存品:平均粒子径8μm | 当社試作品:平均粒子径0.75μm | |
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塗膜SEM写真 | ||
イメージ図 | バリア対象が透過しやすい |
バリア対象が透過しにくい |
王研式透気度測定結果
王研式透気度(PVA)
PVAに分散後、紙上に塗工しガスバリア性を比較した結果、粒子径を変化させた当社試作品(FMT-MDC①~③)は既存高アスペクト比カオリンを超える結果を示しました。